先輩社員メッセージ

シート設計 大野 達也(2005年4月入社) 常に最高品質を追求

Q : シート設計の仕事でつらいことはなんですか。

常に答えがないことです。最高水準の骨格設計を要求され、その要求に応えるために自分が出せる最高の技術の提供を心掛けています。ただ振り返ると、その時の最高は、今の最高ではありません。1年前に評価された技術が、1年後には古い技術となる。同時に自分の技術力も経験に応じて高くなっているので、振り返ると、「今なら、ここで違う提案ができた」などと思ってしまうこともあります。
限られた日程で最高水準の設計を提出するのは必須条件。日程が遅れると何百人という後工程の人に迷惑をかけてしまうプレッシャーは大きいです。いつの時点かで決断し、設計図を描かなければなりませんが、「最善だったか」と、問われると答えはいつになっても出ないのが悩みであり、自分自身の課題です。

Q : 開発時に注意しているポイントを教えてください。

骨格の組み方には細心の注意を払います。実際に製造するのは後工程なので、造りやすい設計が不可欠です。造りやすい骨格、言いかえれば「時間もコストもかからない」という最高の設計を意味します。
一つの車種の骨格を設計する場合、難易度は低いですが、求められるのは多車種に利用される共通したボデー設計です。搭乗者は若者か、ファミリーか、高齢者か、さまざまな層が楽しめる車室空間を意識して設計図を描きます。強度、安全、樹脂、カバーなどシートに求められる要素は様々です。これらを総合的に判断して、最高水準の製品に仕上げなければなりません。

Q : 技術力は、どんな時に高まったと感じますか

上司が自分に対して要求する技術レベルが高くなってきた時には、一歩一歩ですが順調に成長しているな、と感じます。開発段階で提案する内容も、入社年数が高くなるにつれて変わってきています。徐々にですが、関わっている案件の規模が大きくなっています。あとは、後輩に対して的確なアドバイスができた時には、自分自身が成長しているという実感が湧きますね。